3月20日(土)

ノール・パ・ド・カレー日本人学校では、11月よりZoomにてクラスごとに遠隔授業を続けています。3学期は、一度も登校することができませんでしたが、生徒たちは家庭での学習を継続しています。
そんななか、3月20日(土)には幼稚部から中学部まで、全校生徒合同でZoomでの終業式、学習発表会、および卒業・卒園式が行われました。

 

終業式、学習発表会の記事はこちら

 

<卒園式>

学習発表会の後に行われた卒園式、こちらも司会は小学部高学年の生徒です。

卒園生たちは、胸に先生特製のメダルを付けて参加します。

はじめのことばの後、担任の先生からお祝いの言葉をいただきました。先生からの、お祝いと励ましの言葉を真剣に聞く姿は、もうすっかりお兄さん、お姉さんです。

続いて、卒園証書授与です。事前に郵送されていた証書を、保護者が手渡します。みんな、名前を呼ばれたら、「はい!」と大きな声で返事をしていました。

その後、卒園生たちが、1年生の目標を発表しました。一人ひとり、自分で考えた目標をはきはきと言うことができました。「漢字や足し算引き算を頑張りたい」「テストで100点を取りたい」といった勉強に関する目標や、「友達をたくさん作りたい」「早寝早起きを頑張りたい」といった生活に関する目標もありました。

最後に、生徒たちは、この日のために授業中練習してきた「ともだちになるために」と「1年生になったら」を合唱しました。

4月からは、みんな1年生です。少し緊張しながらも、小学生になるのを楽しみにしている様子が伝わってきました。

 

<卒業式>

卒園式の後は、小学部および中学部の卒業式です。今年の卒業式は、例年とは異なります。昨年、行うことができなかった平成31年度の卒業式も合同で行われるのです。

はじめのことばの後、まずは平成31年度の卒園生・卒業生に、卒業証書が授与されました。こちらも、事前に郵送されていた証書を、保護者が手渡します。続いて、令和2年度の卒業生に、卒業証書が授与されました。保護者からの証書を、照れくさそうに受け取る様子が微笑ましく映りました。

続く式辞では、教務主任の先生からお祝いの言葉をいただきました。今年度および昨年度の卒業生にむけてのお祝いと、激励のお言葉でした。特に、この一年の環境の変化を振り返り、「できることを考える人になってください」という言葉が、印象的でした。

さらに、在校生のことば、および卒業生からの答辞がありました。本年度の卒業生3名が、答辞を読み上げます。3名とも、先生方や、保護者、一緒に学んできた友達への感謝や、日本語や日本文化を勉強することへの思い、今後の展望について、自分のことばで書かれた、素晴らしい答辞でした。

最後は、小学部・中学部合同で「さくら」の合唱です。難しいところは、歌詞を見ながら、一生懸命歌いました。

 

昨年度は、卒業式直前にロックダウンになり、学校に通えない、友達にも会えない、自由にどこかへ行くこともできない、という経験をしました。この一年、生徒たちの住むフランス、ベルギーだけでなく、世界中で大きな変化が起こっています。本校も、メールでの指示による授業や、Zoomでの遠隔授業など、様々な方法で環境の変化に対応してきました。奇しくも、ノール県は、卒業式の前日から3度目のロックダウンに突入しました。このような状況の中でも、卒園式・卒業式という節目の日を迎えることができたのは、生徒、先生方、保護者の創意工夫や、培った経験、熱意によるものと言えるでしょう。